10社16名のお客さまをお呼びした特別版オープンオフィス「”OPO”TUNITY」を開催

ICHINOYAでは、業務の進捗や日々の気づき、お客さまからのフィードバックを社内で共有する“オープンオフィス”(通称”OPO”、オポ)を毎月末実施しています。

7月末には、10社16名のお客さまをお呼びした特別版オープンオフィス「”OPO”TUNITY」(オポチュニティ)を開催しました。ICHINOYAとお客さまのナレッジシェア、そして新たな出会いのきっかけになることを目指したイベント、その様子をお伝えします。

イベントは、ICHINOYA代表取締役 CEO福田の挨拶でスタート

ICHINOYA CEO/福田 大記

「いつも僕たちを支えてくださるお客さまに、どんな恩返しができるだろう? そんな思いから、普段取り組んでいることで、みなさまのお役に立てる情報は全てオープンにしていこうと、このような会を開催しました。

お客さま同士、はじめましての方も多いと思います。経験やナレッジのシェアはもちろん、この場所での出会いから新しい何かが生まれたらうれしいです」

ICHINOYAからの調査に関するナレッジシェア

写真左から:ICHINOYA取締役/御任 李成、ICHINOYA執行役員/吉野 舞結

執行役員/調査企画担当の吉野より新規事業における調査企画の立て方やtipsを解説しました。

ICHINOYAで多くの支援をおこなってきた新規事業における「調査」。多くの事例から、その目的を言語化することや、場所、時間軸などで範囲を定義づけることの重要性をお伝えしました。この日は参加者の多くが新規事業担当ということもあり、ICHINOYAがご提供できる調査企画のプロセスについて、具体的にご説明しました。

CTOの森重からは、話題のChatGPTを使いこなす方法をシェア

写真左から:ICHINOYA CTO/森重 真純、ICHINOYA取締役/御任 李成

「AI支援ツールを使えるかどうかで、生産効率が10倍、20倍と変わっていく」と話し、デモを披露。文章作成やアイデア整理の壁打ち、データの整理などChatGPTが得意とする分野の紹介から、企業や行政での導入事例まで、さまざまなノウハウを紹介しました。

会場では「検索ツールの作り方は?」「導入するには?」など多くの質問が飛び交い、関心の高さが伺えました。

その後は、参加者のみなさまの交流タイム

新規事業に関する情報や課題の共有が活発におこなわれました。

みなさまからの声を、一部紹介します。

◼︎ 帝人株式会社 コーポレート新事業本部 環境ソリューション部門 マーケティング部 部長 松本さま

「ICHINOYAが企画設計の上流から下流まで、こんなにも幅広いサポートを手がけていると初めて知りました。僕たちが依頼しているのはまだ一部ですが、スピーディーかつ整理が上手なので、社内での情報共有が非常に効率化されています。

新規開発はトレンドや前例がないので、大きな可能性がある反面、掴みどころがないという苦しみもあります。新規事業開発にさまざまなアプローチをしている参加者のみなさんと、苦労、課題、成功、失敗…多くの経験を共有して、何を作れば良いのか?どんな市場にアプローチをしていくのか?というビジョンを、一緒に考えていけたらと思います」

◾株式会社商船三井 コーポレートマーケティング部 BI・マーケットリサーチチーム チームリーダー 飛田さま

「社内で賄いきれない調査業務をICHINOYAに依頼してきましたが、説明を聞いて、今後はこういうこともお願いしたいな、というイメージがより具体的になりました。クオリティやスピード感はもちろんのこと、そこから派生する後続の仕事(調査レポートの活用や共有といった)部分まで意識しながら納品して頂いているので、一緒に仕事をすると、自分たちの業務フローが整理されていく、という新たな気づきもありました。

ICHINOYAの良さは、言い訳と妥協がないところ。できないことははっきり言ってくれるし、こちらの指示やリクエストが足りない時は、どんな情報がほしいのか指摘してくれます。また、情報を惜しげもなく共有してくれるので、私たちは自分の事業領域以外にも世の中で起きていることを知り、期待、危機感、焦り… たくさんの刺激をもらっています。困ったらまずICHINOYAに相談してみよう、と思わせてくれる存在です。」

◾内資系製薬企業研究開発部門担当者

「弊社のような研究開発型の企業においては、既存事業、新規事業を問わず新たなプロジェクトの開始には事前の調査が欠かせません。調査のスピードと質はプロジェクトの成否にも影響するため、内製で実施すべきこと、ICHINOYAのような外部のエキスパートに依頼するべきことを整理していく必要性を改めて感じています。特に、生成AIをはじめとする革新的な技術の導入が進み始めた今だからこそ、今後10年、20年先のビジネスインテリジェンス業務はどうあるべきか、テクノロジー活用も進められているICHINOYAだからこそ、意見をぜひ聞いてみたいと思います。

また、調査業務を進める際の悩みとして、調査が必要となることが多い新規事業の立ち上げ時では予算の事前計上が難しくなることや外部委託時のプロセスが重厚になりすぎることが挙げられます。ICHINOYAのサービスを利用させていただいた際も、作業の委託から納品まで迅速かつ高品質に対応いただけることができましたし、弊社側もそのスピード感を活かすシステムづくりが必要だと感じています。今日の参加者は新規事業に取り組まれているという意味で同じ境遇の方が多いですが、みなさんが新規事業の立ち上げをどのようなプロセスで進行し、どのタイミングで意思決定しているのか、ICHINOYAからどのようなサポートを受けているのか、率直に意見交換させていただきとても参考になりました。」

ICHINOYAの今後のビジョンと、新たなツール開発について紹介

「これまで、アドバイザリーはしないという考えでしたが、調査結果を活用して業務変革のサポートをしてほしい、というお声を多くいただいてきました。そこで、フリーランスのコンサルティングと連携して、一気通貫のサポートができる体制を整えました。

まずは、このサポート体制を拡充していこうと考えています。そしてできる限り多くのツールを作って、さまざまな業種、業態の企業さまの業務課題に対応できるようにします。

時間的貧困を技術で解決したい、という思いからサービスを提供してきましたが、これからは、人によるオペレーションと技術の掛け算で業務をトランスフォームしていきます。まずは現在構想中の二つのツールを、一日も早くご提供したいと思っています」

「一つ目は、AI自動化ツールを活用したセルフサーブのリサーチツール。

新規事業のような”ふわっと”したお題でも、ICHINOYAでは『人が受ける』という進め方をしてきました。しかし、みなさんの事業のスピードを見ていると、もう一歩進んで、直接AIに指示を出してアウトプットする…という方法も必要だと感じています。

みなさんが本当にコアな部分だけに集中できるように、それ以外の部分を僕らがツールを活用しながら効率化したいと考えています。

二つ目は、ICHINOYAライブラリ&AI司書

企業には貴重なデータが膨大にあるのに、各部署でアナログに扱われているという現状があります。そこで、社内外で作成したメモをデータベース化することを思いつきました。みんなのナレッジや経験が蓄積されていく、図書館をイメージしたものです。

ICHINOYAの知見もストックされていったり、お客さまが自由に情報交換できたり。みなさまの業務効率化につながる気づきを得られる場所になればと思います」

最後に

初めての社外向けイベント「”OPO”TUNITY」は、ご参加いただいた皆様のおかげで大盛況に終わりました。今後も、ICHINOYAの思いやみなさまのお役に立てる情報を発信し、お客さま同士がつながり、新しい何かが生まれる場所を作っていきたいと考えています。

ICHINOYAは、これからも変革し続けます。

私たちの成長は、自分たちだけで成り立つものではありません。これまでいただいた多くのご支援に感謝するとともに、ICHINOYAが目指す次の世界に向けて、引き続き、さまざまなご意見をいただけたらうれしいです。